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2009年9月28日 (月)

2009秋田100kmマラソン完走記

8時間58分00秒の29位、秋田100kmマラソンで10回完走者に与えられる栄誉ある「クリスタルランナー」の称号を獲得できただけでなく、10回とも全て8時間台で揃えることができました。

【ラップ&スプリット】

  LAP SPLIT
5km 0:23:32 0:23:32
10km 0:47:56 0:24:24
15km 1:12:28 0:24:32
20km 1:39:51 0:27:23
25km 2:04:48 0:24:57
30km 2:29:52 0:25:04
35km 2:56:55 0:27:03
40km 3:25:21 0:28:26
45km 3:52:40 0:27:19
50km 4:20:19 0:27:39
55km 4:46:25 0:26:06
60km 5:13:16 0:26:51
65km 5:41:03 0:27:47
70km 6:07:25 0:26:22
75km 6:35:10 0:27:45
80km 7:03:29 0:28:19
85km 7:30:30 0:27:01
90km 7:58:56 0:28:26
95km 8:28:37 0:29:41
100km 8:58:00 0:29:23
前半   4:20:19
後半   4:37:41
  0:17:22

【完走記】

右足首に不安を抱えながらも絶好調に仕上がった。右足首さえ悲鳴をあげなければ、8時間20分以内、あわよくば入賞も期待できそうだった。自分の中では、8時間台は順当に走ればあたり前に思えていた。

当日朝、よく眠れたけれど便の調子が悪い。緊張感が足りないので出ないのかなと思った。しかし、悪いことにスタート2時間前から胃腸が不調に。集中力の維持さえ難しいほどに。トイレにはいったけれど「まだまだ」という感じだった。レース中のトイレ休憩は確実なので、いかにロスを抑えるかが大切と思った。

午前5時にスタート。顔なじみの実力者たちとしばらく並走するが、マイペースと思い自重。出だし自体は悪くなさそうに思えたが、5km通過が悪かった昨年よりも17秒遅れ、10kmは昨年よりも25秒遅れ。いやな予感。。。

15kmぐらいから胃腸が気になり始めた。ついにきたか。。。
トイレは19kmまで行かないとないのでそれまではペース維持に重点を置いてがまん。トイレでは2分ロス、20km通過は昨年より2分36秒も遅れた上、キロ5分ジャストの危険領域の9秒手前。頭の中がパニックになりそうだった。

トイレに寄ってレースに再合流してからは「昨年はこのあと2回小にいったけれど、今年は峠の37kmまでがまんできそうなのでここでタイムを挽回しよう」と、開き直りにも似た発想の転換。
ここが今回のレースのターニングポイントになった。
忘れかけていたリズムを思い出せた。20~30kmで昨年との差を1分53秒短縮して借金は43秒。「この調子だったら、8時間台はいけそう」と手ごたえを感じた。

調子が出てきた30kmすぎと37km付近で再び便意が。。。
肛門が振動に耐え切れなかったのか、便には血が混じっていてぎょっとした。
腐りかけても仕方のない状況だったが、37kmですべて出し尽くした感があったので、また20km付近で見せたリズム感あふれる走りが復活。やがて大覚野峠越えが始まるが、明らかに「昨年とは違う」手ごたえを実感できていた。

41km付近で峠を上り終え、今回大会で最大の難所と考えていた峠下りへ。下り始めたとき、右足首への衝撃は思いのほか少ない。しかもペースも5kmで昨年よりも約1分よくて後方からの追撃もそれほどでもない。「やった」と思った。

50km通過前のエイドでシューズチェンジし、秘密兵器のパワーバーを手に後半戦へ突入。50km通過は4時間20分19秒、昨年よりも1分48秒よくなったけれど、4時間20分台という、8時間台を狙う上でのボーダーラインにいることに変わりはない。昨年同様、「キロ6分ペースで借金は20分」と設定して、5kmあたり3~4分ずつ返済していこうと決めた。調子よさそうなので、前半よりも後半のほうが速いペースになるかもしれないという期待も膨らんだ。

60km付近の側道で走力がウルトラ級の走友と遭遇。一瞬目を疑った。どんなコンディションのときでも言い訳せず実力と態度で示し続けてきたお方だから、よっぽどつらかったんだなと思った。そのときは今にも止まってしまいそうな走りだったけれど、61kmのエイドを出て並走してから元気さとリズムが戻ったようだった。さすが実力者。感心しているうちに、今度は自分のほうが一杯一杯になってしまった。。。

今年は雨模様の昨年と異なり、日差しが強く、まめに給水をしないときつかった。エイドでは水を頭上からかぶらずにはいられなかった。しかも、50kmすぎから、痛くないほうの左足首のキックが効かなくなってしなうアクシデント発生、右足首をかばった影響か? エイドで立ち止まって再スタートするときに非常に堪えた。そして、追い打ちかけるように、63km付近で右もも裏に痙攣が襲い始めた。

65kmすぎて国道105号線へと合流する道路の手前で、秋田テレビの放送車が1分ぐらいわたしをTVカメラで映していた(みたい?) メインは前方50mを走る走友を集中的に映しているようだったが、わたしも撮影されているのは大会プログラムに記載した「大会初のオール8時間台でのクリスタル達成目指します!」のコメントのためかと内心(都合よく)思った。一度つぶれかけていたが、格好悪い走りはできないと思い、気持ちにムチを入れたら、しゃきっとした走りが戻った。

そんなこともあって、後半戦は昨年ほどの「ノリ」を出すのは難しいように感じた。事実、上記の通り63kmあたりと72kmあたりでつぶれかけた。そんなときに大切にしたのが、記録達成に賭ける執念と、結果やゴールを意識しない「平常心」。ウルトラマラソンを初めて走った18年前の「秋田」から現在まで脈々と自分の中で受け継がれてきた「初心」に今回も救われた。。。

75km過ぎてから「完全」に立ち直った。暑いとすら感じそうな秋の直射日光でも、その中に「涼風」が含まれている感じもして心地よかった。黄金色の稲穂と快晴ののどかな光景、そんな中を今自分が軽快に走れていることがとても幸せに思えた。「この調子だったら、まだ30kmは走れそう。ずっとこのまま走っていたいな。。。」とさえ思えた。

85kmで「借金」は30秒、調子もいいので「目標達成も同然」と確信した。一度77kmエイド後に置いていかれた女子トップをかわした。単調な長く続く農道の直線も気持ちよく走れ、
8時間50分も切れそうな勢いに思えた。

農道に別れを告げ、合川町へと続く直線へ。ここの直線も上り交じりで長いけれど、合川駅前の熱い声援と89kmの川井のエイドが楽しみだ。特に、川井のエイドではいつも自分のことを「ゆきちゃん」と覚えてくれているなど、とても懇意にさせていただいている。そして今年も、「今回は最近の中でもいい調子だね!」って心に響くメッセージ。
エイドを出るとき、こぼれそうになるものをこらえながら、あと10kmあまりの道のりへと旅立っていった。「泣くのはまだまだはやい」って感じで。。。

そして残り10km。
昨年同様、粘りの走りで有終の美を飾ろうと思った。
前方に4人ほどランナーが見える。この調子でいけば追いつけそうに思えた。90~91kmは5分26秒、昨年よりも20秒いい。快走かも。。。

しかしこのあととんでもない落とし穴。
92kmの上りで完全に脚を使い切ってしまった。そして暑さがこたえ始めて体内は水不足状態に。91~92kmは6分18秒、昨年ですら6分ジャスト。昨年素通り同然だった93km手前の給水ではゆっくり水分補給。昨年とは違う自分に正直焦りを感じた。

空港アンダーパスのトンネルの上りを通過しながら95kmに到達。かろうじて5km30分を切れていた。消耗度合いを考え、「貯金が1分23秒あるから安全運転しよう」と思った。
アンダーパス通過後の下りはやや持ち直して96kmではキロ5分26秒。しかし、残り3km付近で昨年のコースと異なり迂回路へ。ここで悪いほうにリズムが変わる。伸びやかな動きが一転、金縛りにあったような走りに一変。暑さによる消耗に加え、オール8時間台でのクリスタル達成に向けてたたかい続けてきたプレッシャーも影響しているのか?

ラスト2kmで1人、ラスト1kmで3人に抜かれ、アップアップ状態。記録がかからない大会だったら絶対に歩いてしまっているような消耗ぶりだ。ラスト1kmから鷹巣駅前へと続く商店街のアーケードでは、完走10回分のお礼も兼ねて精いっぱいの「ありがとう」を示したかったけれど、さすがにばててしまい軽く手をあげるのが精いっぱい。声にならない「ありがとう」を何度も示し続けた。走る前は、涙あふれるエンディングを想像していたけれど、そんな余裕すら消し去ってしまったラストの苦悶ぶりだった。

ゴール前の直線道路に着いてから「ようやく」目標達成を実感できた。長いと予想していた約300mの直線が「とても」短く感じた。ゴール目前を告げる日本一の大太鼓に迎えられたとき、声をかけていただいた沿道の方に、「やった、クリスタルだ!」と思わず叫んだ。

最後のコーナーを左折してゴールテープへ。
昨年同様、「やったー!」と雄たけびをあげ、ゴールテープを切ったあとにももう一度「やったー!」
強く達成したいと自分の中でこだわり続けてきた「すべて8時間台でクリスタルランナー達成」の悲願がかなえられた瞬間、「やりとげた感」と一緒に、これまで自分を支え続けてくれた方たちへの「感謝」がこみ上げてきた。。。

順位は29位ながら、ゴール直後に大館新報社から取材を受け、翌日の朝刊に掲載されました。
インタビューでのキーワードを記者さんが感じ取っていただき、自分らしさと秋田100kmへの思いをコンパクトに表現いただいたとうれしく思いました。クリスタル達成を飾ってくれた「ニクイ」(29位)演出と思いました。

☆オール8時間台でのクリスタルランナー達成の軌跡

 1.第03回大会(1991年) 8時間49分45秒(13位)
 2.第10回大会(1998年) 8時間13分03秒(10位入賞)◎コースベスト
 3.第11回大会(1999年) 8時間32分33秒(15位)
 4.第12回大会(2000年) 8時間20分51秒(9位入賞)
 5.第14回大会(2002年) 8時間37分50秒(22位)
 6.第15回大会(2003年) 8時間58分12秒(22位)
 7.第16回大会(2004年) 8時間31分48秒(10位入賞)
 8.第17回大会(2005年) 8時間55分14秒(29位)
 9.第18回大会(2008年) 8時間59分29秒(31位)
10.第19回大会(2009年) 8時間58分00秒(29位)

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